熊本県合志市 | 小児科『まつもとこどもクリニック』 |食物アレルギー/アトピー性皮膚炎/発達障害 etc

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アトピー性皮膚炎

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  • アトピー性皮膚炎

    アトピー性皮膚炎イメージ

    アトピー性皮膚炎とは、良くなったり悪くなったりを繰り返す、痒みのある湿疹を主な病変とする慢性の皮膚の病気です。
    ※6カ月以上(0歳児では2カ月以上)続くと慢性と判断します。

  • アトピー性皮膚炎の湿疹の特徴

    ●赤みがある ●ジュクジュクして引っ掻くと液体が出てくる ●ササクレだって皮がむける ●長引くとゴワゴワ硬くなって盛り上がる ●左右対称にできることが多い ●額、目の周り、口の周り、耳の周り、頸、腋、手足の関節の内側などに出やすい(赤ちゃんは肩や手足の外側に出やすい) ●鼻の頭には原則見られない。

  • アトピー性皮膚炎の重症度

    軽症:面積にかかわらず、軽度の皮疹のみみられる
    中等症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%未満にみられる
    重症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の10%以上、30%未満にみられる
    最重症:強い炎症を伴う皮疹が体表面積の30%以上にみられる

アトピー性皮膚炎の治療のポイント

  • アトピー性皮膚炎は皮膚の炎症を伴う疾患です。

    アトピー性皮膚炎は皮膚の炎症を伴う疾患です。

    原因は2つの遺伝的因子(皮膚のバリア機能障害とアトピー素因)を持つ人が、環境からの様々な非特異的刺激や特異的アレルギー反応が炎症を起こすと考えられています。

    治療のポイントは
    ●早く、「しっかり」と炎症を抑えること
    ●悪化を防ぐスキンケア
    ●悪化因子の除去

  • アレルギーを起こしやすい体質の人(アトピー素因)

    家族にアトピー性皮膚炎や気管支喘息、アレルギー性鼻炎、花粉症などのアレルギー疾患を持つ人がいる場合、その体質を受け継いで、アレルギーを引き起こしやすいことがあります。このような体質をアトピー素因と呼びます。医学的に大雑把な言い方をすればTリンパ球がTh2に傾きやすい免疫反応の体質のことです。

  • 皮膚のバリア機能障害

    皮膚のバリア機能障害

    皮膚は、表面の皮脂膜やその下の角質細胞、角質細胞間脂質などがバリアの役割を担っており、外からの物質の侵入や水分蒸発による皮膚の乾燥を防いでいます。

    アトピー性皮膚炎では、これらの「皮膚バリア機能」が低下しているため、外からの異物が容易に皮膚の中まで入り込みやすい状態になっています。
    平たく言えば乾燥肌、ドライスキンになりやすい素因です。弱い「皮膚バリア機能」は元々遺伝的に受け継いだ体質です。表皮細胞の作る蛋白質の1つであるフィラグリンの遺伝子変異がアトピー性皮膚炎患者さんの約半数見られます。

    ドライスキンが放置されていると黄色ブドウ球菌などの細菌感染を生じ易くなり、炎症反応が起こります。

  • 天然保湿因子

    角質層にある低分子のアミノ酸や塩類など。ナチュラル モイスチャーライジング ファクター(NMF)ともいわれ、水分をつかまえて離さない性質がある。

  • 皮脂と皮脂膜

    皮脂腺から分泌される脂(あぶら)のことで、汗などと混じりあって皮膚の表面をおおい(皮脂膜)、水分の蒸発を防ぐ。

  • 角質細胞間脂質

    表皮で作られ、角質細胞と角質細胞のすき間をうめている脂のことでセラミドもその一種。角質細胞同士をくっつける接着剤の役割とともに、水分をサンドイッチ状にはさみ込み逃がさないようにする。
    アトピー性皮膚炎では特に角質細胞間脂質が減ってしまい皮膚が乾燥する。乾燥肌を放っておくと湿疹やかゆみがますます悪化する。

  • アトピー性皮膚炎の病態と治療方法

    アトピー性皮膚炎の発症には3つの要素があるため、それぞれに対し治療の戦略を考えます。
    皮膚のバリア機能障害に対してはスキンケア。
    Th2リンパ球の活性化を起こしやすい素因による炎症反応に対しては外用薬を中心とした薬物療法。
    種々の外界からの刺激因子に対しては悪化因子の除去、対策。


    この3本柱それぞれが大切ですが、炎症が持続している場合は、スキンケアや悪化因子の除去だけでは修復は不可能で、薬物療法が不可欠です。
    皮膚の炎症を押さえ込まないと、Th2リンパ球の加速によってIgE産生が高まり、益々アレルギー性炎症が起きやすくなること、また皮膚のバリア機能も更に障害されるという悪循環が増幅されるためです。

受付時間 水曜日午後・日曜日/祝日は休診です。

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