発達障がいの気づき

まつもとこどもクリニックだからできること

発達障がいは自然経過でよくなるものではありませんし、治癒するものでもありません。
しかし、治癒しなくても十分に社会適応し、自立できるようにできることはあります。
当院では、まずはご相談いただき正しい診断をした上で、一緒に一番良い方法を探していくお手伝いをいたします。

発達障がいの気づきのポイント

お子さまの発達を知ることや、その対処の仕方を考えることは、お子さまのことをもっと理解する機会であり、それが、より良い成長へとつながっていく事でもあります。

まつもとこどもクリニックでは、まずはじっくりとお子さまの状態を観察し、理解を深め、できることを一緒に考えます。

他人との関わり方
ひとり遊びが多い、一方的でやりとりがしにくい
おとなしすぎる、常に受動的
大人や年上の子、あるいは年下の子とは遊べるが、同級生とは遊べない
コミュニケーション
お話は上手で難しいことを知っているが、一方的に話すことが多い
おしゃべりだが、保育士や指導員の指示が伝わりにくい
話を聞かなければならない場面で離席が多い、聞いていない
イマジネーション
相手にとって失礼なことや相手が傷つくことを言ってしまう
友だちがふざけてやっていることをとらえ違えて、イジメられたと思ってしまう
集団で何かしている時にボーッとしていたり、ふらふらと歩いていたりする
急な予定変更時に不安や混乱した様子がみられる
注意·集中
一つのことに没頭すると話しかけても聞いていない
落ち着きがない、集中力がない、いつもぼんやりとしている
忘れ物が多い、毎日のことなのに支度や片づけができない
感覚
ざわざわした音に敏感で耳をふさぐ、雷や大きな 音が苦手(聴覚過敏)
靴下をいつも脱いでしまう、同じ洋服でないとダメ、手をつなぎたがらない(触覚過敏)
極端な偏食 (触覚過敏·味覚過敏·嗅覚過敏など)
揺れているところを極端に怖がる (平衡感覚過敏)
すき間など狭い空間を好む
運動
身体がクニャクニャとしていることが多い、床に寝転がることが多い
極端に不器用、絵やひらがなを書く時に筆圧が弱い、食べこぼしが多い
運動の調整が苦手で乱暴に思われてしまう、大きすぎる声
学習
話が流暢で頭の回転が速いことに比べて、作業が極端に遅い
難しい漢字を読むことができる一方で、簡単なひらがなが書けない
図鑑や本を好んで読むが、作文を書くことは苦手
情緒·感情
極端な怖がり
些細なことでも注意されるとかっとなり易い、思い通りにならないとパニックになる
一度感情が高まると、なかなか興奮が収まらない

ちょっと気が付いたら

お子さまに日々のなかで生活しにくいのでは、という様子が見られれば、まずは何に困っているのかよく観察してあげることが大切です。
子どもの特性を知り、子どもにとって判りやすく行動しやすい環境を整えることにより、力が発揮しやすくなります。
まつもとこどもクリニックでは、信頼する心や気持ちを育み、その子らしく健やかに育つことを大切にしています。その第一歩として、私たちと一緒にお子さまが安心できる環境をつくることから始めてみませんか。
少し気になることや小さな疑問でも、お気軽にご相談ください。

ABA トレーニング

ABA(応用行動分析)とは、スキナー(アメリカの心理学者)をはじめとする行動主義の考えから生まれたものです。

人間の行動は学習によって獲得されたものであり、不適応な行動は誤った学習の結果として起こるという考え方に基づいて、自閉症など発達障害児に対して以下の目的で用いられます。

  1. 望ましい行動を教える(コミュニケーション、食事・排泄などの生活スキル、他)
  2. 望ましい行動を維持・般化させる(家庭や学校で適切な行動がとれるようにする)
  3. 問題行動(自傷、他害、こだわりなど)を減らす
ABA訓練が発達に与える影響
ABA訓練が発達に与える影響を示したグラフ
上昇:DQ5以上上昇 低下:DQ5以下低下 横ばい:DQ+4~-4

D.T.T.(ディスクリート・トライアル・トレーニング)

ABA(応用行動分析)とは、スキナー(アメリカの心理学者)をはじめとする行動主義の考えから生まれたものです。

人間の行動は学習によって獲得されたものであり、不適応な行動は誤った学習の結果として起こるという考え方に基づいて、自閉症など発達障害児に対して以下の目的で用いられます。

  1. 望ましい行動を教える(コミュニケーション、食事・排泄などの生活スキル、他)
  2. 望ましい行動を維持・般化させる(家庭や学校で適切な行動がとれるようにする)
  3. 問題行動(自傷、他害、こだわりなど)を減らす

ペアレント・トレーニング
で学ぼう

いろいろなパターンから試して、
一番いい方法を一緒に見つけませんか?

ペアレント・トレーニングとは、ストレスや深刻な悩みを抱える家族を支援する方法の一つです。日本でもこの方法を改良し、訓練を受けたトレーナーの指導の下で実施されております。

ペアレント・トレーニングは親が子どもの行動変容における心理やパターンを理解・分析し、問題行動を適切な対応で減少することのできる技術を獲得することを目的としています。全10回から構成されており、ADHDの基礎的学習から、分析を見据えた行動分類方法、具体的な対応の仕方を学んでいきましょう。